The Cinematic第三稿

表現の幅を広げようと、映画っぽいルックが撮れると噂の Nikon ZR を購入した NAGISA。週末ビデオグラファーとして、ZR 片手に日夜撮影の腕を磨いている。カメラ経験は浅いものの、映画に関する雑学は豊富な NAGISA が、自問自答をくり返しながら「Cinematic」な表現を模索していく。

1. Cinematic って何?

11:30 - 13:00
水族館付近の通路・階段
海岸の階段と屋根のある休憩所

ー ZR を首にぶら下げながら、海岸線を歩く NAGISA。

NAGISA:
Cinematic な映像が撮れると聞いて衝動買いしたものの、いまいち使いこなせてない気がする、ZR。

ー 階段に座り、

NAGISA:
そもそも Cinematic が何なのか?いまいちよく分かってない。映画っぽい?映画風?

ー 階段に寝転んでカメラを見つめる NAGISA。

NAGISA:
Log で撮って LUT を当てる行為が Cinematic?

波が寄せる海面

タイトル『The Cinematic』
8mm フィルムのようなフレームと映写機の音。NAGISA が撮影した映像の断片。スローモーションで切り取られた、鵠沼海岸の点描。

2. シネレンズを使う理由

13:00 - 13:30
ボードウォーク付近の砂浜
夕方の光が差す海岸

ー 砂浜を歩く NAGISA。首から下げた ZR を手に取り、眺めながら自問自答をくり返している。

NAGISA:
まぁ、とりあえずカメラは、RED の RAW 設定にしとけばいいとして、レンズは何でもいいのか?この 24-70 で Cinematic は撮れるのか?

映画だと「シネレンズ」と言われる、ゴツめのレンズを使うのが定番らしいけど、シネレンズ使えば Cinematic?

3. ディフュージョンフィルターを使う理由

14:30 - 15:30
鵠沼橋近くの波止場
水面の光が反射する海岸

ー 波止場にやって来た NAGISA。

NAGISA:
オールドレンズを使って、あえて Lo-Fi な質感にして「デジタル感の角を取る」みたいな話は、聞いたことがある。あとは、フィルター?

ー 円型フィルターを目の前に当てがい効果を見比べる。

NAGISA:
フィルターで Lo-Fi 味を足して、シネレンズっぽい質感を再現する、みたいな話も聞いたことがある。ディフュージョン・フィルターかけたら Cinematic?

ーフィルターを取り付け、水面のきらめきを撮る。

4. 映像が先で、写真があと?

13:30 - 14:30
サーフビレッジ近くの海岸通路・浜辺
草地に沿って続くコンクリートの階段

ー 小型三脚に乗った ZR の CMOS イメージセンサーを見つめる NAGISA。広角レンズ(14-30mm)を取り付ける。

NAGISA:
すこし意外だけど、写真の標準規格ともいえる 35mm フルサイズは、映画用フィルムの規格をもとに作られているらしい。

映像が先で、写真があと。

ー ポケットから取り出した映画用 35mm フィルムを太陽にかざし、眺めながら自問自答をくり返す。

NAGISA:
1 秒間に 24 枚。映画フィルムは縦に流れて、写真はそれを横に送る。そんなフィルムで撮影されてた時代の、映画っぽい雰囲気を再現する行為が Cinematic?

5. 結論

15:30 - 16:30
引地川沿いの海岸通路
海沿いに続く遊歩道

ー 帰り道。撮影を終えて、海岸線を歩く NAGISA。

NAGISA:
でもよくよく考えたら、別に昔の映画っぽさに縛られる理由もないし、世界中でがんがん流れてる K-POP のミュージックビデオも、昔の映画とはかけ離れた表現になってるわけだし。

まぁ、なんかそういう曖昧な感じを含んでるって考えたら、意外とネーミング自体は悪くないのかも知れない。

Cinematic