表現の幅を広げようと、映画っぽいルックが撮れると噂の Nikon ZR を購入した NAGISA。週末ビデオグラファーとして、ZR 片手に日夜撮影の腕を磨いている。カメラ経験は浅いものの、映画に関する雑学は豊富な NAGISA が、自問自答をくり返しながら「Cinematic」な表現を模索していく。
1. Cinematic って何?

ー ZR を首にぶら下げながら、海岸線を歩く NAGISA。
NAGISA:
Cinematic な映像が撮れると聞いて衝動買いしたものの、いまいち使いこなせてない気がする、ZR。
ー 階段に座り、
NAGISA:
そもそも Cinematic が何なのか?いまいちよく分かってない。映画っぽい?映画風?
ー 階段に寝転んでカメラを見つめる NAGISA。
NAGISA:
Log で撮って LUT を当てる行為が Cinematic?

タイトル『The Cinematic』
8mm フィルムのようなフレームと映写機の音。NAGISA が撮影した映像の断片。スローモーションで切り取られた、鵠沼海岸の点描。
2. シネレンズを使う理由

ー 砂浜を歩く NAGISA。首から下げた ZR を手に取り、眺めながら自問自答をくり返している。
NAGISA:
まぁ、とりあえずカメラは、RED の RAW 設定にしとけばいいとして、レンズは何でもいいのか?この 24-70 で Cinematic は撮れるのか?
映画だと「シネレンズ」と言われる、ゴツめのレンズを使うのが定番らしいけど、シネレンズ使えば Cinematic?
3. ディフュージョンフィルターを使う理由

ー 波止場にやって来た NAGISA。
NAGISA:
オールドレンズを使って、あえて Lo-Fi な質感にして「デジタル感の角を取る」みたいな話は、聞いたことがある。あとは、フィルター?
ー 円型フィルターを目の前に当てがい効果を見比べる。
NAGISA:
フィルターで Lo-Fi 味を足して、シネレンズっぽい質感を再現する、みたいな話も聞いたことがある。ディフュージョン・フィルターかけたら Cinematic?
ーフィルターを取り付け、水面のきらめきを撮る。
4. 映像が先で、写真があと?

ー 小型三脚に乗った ZR の CMOS イメージセンサーを見つめる NAGISA。広角レンズ(14-30mm)を取り付ける。
NAGISA:
すこし意外だけど、写真の標準規格ともいえる 35mm フルサイズは、映画用フィルムの規格をもとに作られているらしい。
映像が先で、写真があと。
ー ポケットから取り出した映画用 35mm フィルムを太陽にかざし、眺めながら自問自答をくり返す。
NAGISA:
1 秒間に 24 枚。映画フィルムは縦に流れて、写真はそれを横に送る。そんなフィルムで撮影されてた時代の、映画っぽい雰囲気を再現する行為が Cinematic?
5. 結論

ー 帰り道。撮影を終えて、海岸線を歩く NAGISA。
NAGISA:
でもよくよく考えたら、別に昔の映画っぽさに縛られる理由もないし、世界中でがんがん流れてる K-POP のミュージックビデオも、昔の映画とはかけ離れた表現になってるわけだし。
まぁ、なんかそういう曖昧な感じを含んでるって考えたら、意外とネーミング自体は悪くないのかも知れない。
Cinematic